河内小学校校長
近藤文人様
2003年7月3日
河内小学校保護者 小武 正教
6月30日に急きょ59世帯分の市内の保護者の署名をもって藤川教育長に「非公開」申し入れ
をしました。(河内小学校から8世帯分)
しかし藤川教育長の回答は、全く「もう結論は出している」という一方的なもので、保護者の声
を無視したものでした。
なぜ何がなんでも、市広報に公開されようとするのか、全く理解出来ません。
近い将来、学区が全廃されるという話しも漏れ聞いています。もしそうなれば市内どこの学校
へも自由にいけるようになるという状況が考えられている中で、「学力テスト」の平均点の公開 は、いくら教育長が「学校間の優劣を煽るものでない」といっても、そこにどのような状況がうま れるか大変危惧をせざるをえません。
「特色ある学校づくり」という美辞麗句のかげで、「平均点の高い学校、低い学校」という格差
がつけられることは目にみえています。なぜ、うちの学校は平均点が低いのかということにもな りかねません。
今の社会はそうした競争原理でなりたっているのだからといって、ストレートにその考え方が
学校に持ち込まれていいものでしょうか。それは「出来ない子は切り捨る」というところに必ず 行きつきます。学校教育は「一人の子どもも落ちこぼれを作ってほしくない」というのは、子を持 つ親の願いです。
そこでやむにやまれぬ思いから、学校の平均点から、子どもの点数を削除することをお願い
したいと思い申し入れる次第です。
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