抗 議 文
  2003.8.25

吉岡広小路三次市長様
                                          
                        「学力テストの公開を憂う親の会」 
  代表     小 武 正 教

 この度、三次市が行われた小学校・中学校の学力テストの学校別平均点の公開にあたって
は、わたしたちは「学力テストの公開を憂う親の会」を急きょ結成し、署名をあつめて反対の申
し入れをおこなってきました。また学校現場のみならず多くの反対があったことも聞き及んでい
ます。しかし、それらの意見を全く無視し、最初の段階から全く保護者に説明もなく、市が一方
的に決めた「公開ありき」という一方的手法で進められました。それは「市民の意見を聞く」とい
う市長が打ち出している方針とは全く逆のものであり、「声を聞く」とは単なる飾り言葉にすぎな
いといわざるをえません。ここに厳しく抗議いたします。
 
 さらに、7月の市広報へ公開後に三次市内で行われた市政懇談会の市長の発言について抗
議を申し入れ、謝罪を要求いたします。
 市長は8月4日の河内公民館を会場とした市政懇談会において、最初の市長の話しの中で
「学力テストの公開に反対しているものは7割が学校の先生である」と事実とも違う数字をあげ
て発言し「さも、先生だけが反対している」という印象を参加者に与えました。その会場にいた
私(小武)が「市長の7割という根拠は何か」と追求すると、そばにいた教育長が「3割」だと数
字を訂正するということがありました。問題は、市民の声として提出した署名を、市側が「学校
の先生が何割くらい」「市の職員も書いている」と職業欄などない署名用紙をチェックするだけ
でなく、市政懇談会という公の場で、何の疑問も持たずにしゃべるということであります。
 市長はこうもその場で発言しました。「どの方がたから反対意見が出されたのか調査しなくて
はいけない」と。たとえ市長といえど、署名を出した人間がどういう職業の人間かチェックする
資格はありません。何人の何処の学校の保護者が名前をつらねているか、署名用紙に書か
れているものがすべてであります。その署名に書いたものの職業をチェックし、公の場で発言
するとは、甚だしい個人情報の流用であります。市長という公権力を持つ人間は個人情報に
関しては最も厳格でなければならないことは言うまでもありません。そして市長の発言は明らか
に、個人情報を流用した学校の教職員、市役所の職員に関する恫喝であるとうけとめました。
「学力テストの公開に際しては個人情報の保護には厳に気をつける」ということが真っ赤なウソ
であるという馬脚が表れたといわざるをえません。厳しく抗議するとともに、今後二度と同じ事
がおこなわれないよう謝罪を要求いたします。

 また市長は、学校の教職員や市役所の職員が、市の決めた方針に反対することは公務員と
してあるまじきことだという発言を繰り返されましたが、この点においても撤回を要求いたしま
す。たとえ市の方針として打ち出されたものであっても、個人としての考えを発言する機会まで
奪うということは、憲法で保障されている「思想及び良心の自由」を奪うものです。再度申し添
えますが、署名として提出したものには職業欄はありません。あくまで、保護者としての意見表
明であり、そのことを一々調べるという、個人情報を流用しそれを利用して恫喝をかけたのは
吉岡市長であります。

以下の3点を要求します。8月31日までに返事をお願いいたします。

@署名として提出した者の職業を調べ、公の場でそれより得た情報を流すという、個人情報
  の 流用を犯したことに対し、その経緯をあきらかにし、謝罪すること。

A公務員は市の方針に対して個人としても反対の意見を述べてはいけないという発言を撤  
  回 すること。

B「はじめに市の結論ありき」という三次市の姿勢を改めること。

PS、発言された言葉については私の管理するホームページに公開させていただきます。 


抗 議 文
  2003.8.25
藤川 寿三次市教育長様                                         
                        「学力テストの公開を憂う親の会」 
  代表     小 武 正 教

 この度、三次市が行われた小学校・中学校の学力テストの学校別平均点の公開にあたって
は、わたしたちは「学力テストの公開を憂う親の会」を急きょ結成し、署名をあつめて反対の申
し入れをおこなってきました。また学校現場のみならず多くの反対があったことも聞き及んでい
ます。しかし、それらの意見を全く無視し、最初の段階から全く保護者に説明もなく、市が一方
的に決めた「公開ありき」という一方的手法で進められました。それは「市民の意見を聞く」とい
う市長が打ち出している方針とは全く逆のものであり、「声を聞く」とは単なる飾り言葉にすぎな
いといわざるをえません。ここに厳しく抗議いたします。
 
 さらに、7月の市広報へ公開後に三次市内で行われた市政懇談会の市長・教育長の発言に
ついて抗議を申し入れ、謝罪を要求いたします。
 市長は8月4日の河内公民館を会場とした市政懇談会において、最初の市長の話しの中で
「学力テストの公開に反対しているものは7割が学校の先生である」と事実とも違う数字をあげ
て発言し「さも、先生だけが反対している」という印象を参加者に与えました。その会場にいた
私(小武)が「市長の7割という根拠は何か」と追求すると、そばにいた教育長が「3割」だと数
字を訂正するということがありました。問題は、市民の声として提出した署名を、市側が「学校
の先生が何割くらい」「市の職員も書いている」と職業欄などない署名用紙をチェックするだけ
でなく、市政懇談会という公の場で、何の疑問も持たずにしゃべるということであります。
 市長はこうもその場で発言しました。「どの方がたから反対意見が出されたのか調査しなくて
はいけない」と。たとえ市長といえど、署名を出した人間がどういう職業の人間かチェックする
資格はありません。何人の何処の学校の保護者が名前をつらねているか、署名用紙に書か
れているものがすべてであります。その署名に書いたものの職業をチェックし、公の場で発言
するとは、甚だしい個人情報の流用であります。市長や教育長という公権力を持つ人間は個
人情報に関しては最も厳格でなければならないことは言うまでもありません。そして市長・教育
長の発言は明らかに、個人情報を流用した学校の教職員、市役所の職員に関する恫喝であ
るとうけとめました。「学力テストの公開に際しては個人情報の保護には厳に気をつける」とい
うことが真っ赤なウソであるという馬脚が表れたといわざるをえません。厳しく抗議するととも
に、今後二度と同じ事がおこなわれないよう謝罪を要求いたします。

 また市長は、学校の教職員や市役所の職員が、市の決めた方針に反対することは公務員と
してあるまじきことだという発言を繰り返されましたが、この点においても撤回を要求いたしま
す。たとえ市の方針として打ち出されたものであっても、個人としての考えを発言する機会まで
奪うということは、憲法で保障されている「思想及び良心の自由」を奪うものです。再度申し添
えますが、署名として提出したものには職業欄はありません。あくまで、保護者としての意見表
明であり、そのことを一々調べるという、個人情報を流用しそれを利用して恫喝をかけたのは
吉岡市長であります。

以下の3点を要求します。8月31日までに返事をお願いいたします。

@署名として提出した者の職業を調べ、公の場でそれより得た情報を流すという、個人情報の
 流用を犯したことに対し、その経緯を明らかにし謝罪すること。

A公務員は市の方針に対して個人としても反対の意見を述べてはいけないという発言を撤回
す ること。

B「はじめに市の結論ありき」という三次市の姿勢を改めること。

PS、発言された言葉についてはホームページに公開させていただきます。 

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