５月12日中国電力と奥村組の両企業に、福政代表、塚本、小武の三人で交渉に出かけた。

　

　中国電力は、朝倉久夫・広島支社（総務担当）マネージャーと山本矢須登・広島北電力所所
　長の二人が対応にあたった。

　要請は３点。

　�@高暮ダム建設当時の朝鮮人強制連行・労働状況などの資料の開示

　�A社内教育に、高暮ダム強制連行・強制労働の内容を取り入れること

　�B高暮ダム強制連行調査する会が、本年８月22日、韓国・天安市・望郷の丘に建立予定の
　　　「謝罪碑」を作ることについて、誠意ある態度を示すこと。

　しかし、中電側は、会の要請に対して、�T、資料が残されていない。�U、高暮を建設した日本
　発送電と同じ会社ではない。ということを繰り返し、さりとて、中電が自らの努力で、当時の状
　況を調査しているという所は見られない。

　　 高暮ダムを引き継いで、稼働させている社会的・道義的責任の面から、�@�A�Bの点を要　

　望し、５月20日までに回答をもらうことを約束してわかれた。

　

　奥村組は、清水利治広島支店総務部長、白木康夫同総務課長、金子誠三次出張所所長が
　対応した。会からは中電と同様の�@�A�B点を要望した。

　�T、資料がない　�U、高暮ダム強制連行を調査する会にテントをはらしてもらう誠意を示して
　いる。との回答。

　さらには、自らが調査も聞き取りもすることなく、「ダムの堰堤に白骨が埋まっているとは考え
　られない」と観念的に否定をする発言が飛び出す始末には大いに憤りを感じた。